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布団の干し時間に目安はある?最適な時間帯・頻度と布団の種類別干し方

目安時間 10分

太陽のぬくもりを感じるふんわりとした布団で眠ることは、何とも言えない幸せをもたらします。

 

けれども、布団を干すべき最良の時刻や頻度については、よくわからないことも多いですよね。

 

 

実際、自己流で布団を干していると、期待した効果が得られなかったり、布団が傷む原因になることもあります。

 

 

そこで、布団を干すのに適した時間帯や頻度、そして布団の種類に合わせた正しい方法についてご紹介します。

 

なぜ布団を干すのか?

布団を干す基本的な目的とそのメリットを見てみましょう。

 

主な目的は、湿気を除去することです!

 

私たちが夜に寝る間にかく汗の量は平均で約200mlとされ、布団はそれを吸収して湿気を帯びてしまいます。

 

このまま湿気が布団に残ると、ダニや細菌が増え、嫌なにおいの原因にもなります。

 

そのため、布団を干す主な理由は、湿気を取り除き乾燥させることにあります。

 

 

布団を干すのに最適な日と時間帯

布団を効果的に乾燥させるには、干す日とその時間帯がとても重要です。

 

布団を干すときは、湿度に注目しましょう!

 

晴れた日が布団を干すのに最適だとよく思われがちですが

布団を乾燥させる主目的が湿気を取り除くことにあるため、実際には乾燥した気候が一番重要です。

 

たとえば、雨が上がったばかりで地面がまだ湿っているような日や

梅雨の晴れ間のように湿度が高い日は、布団を十分に乾燥させるのに適していません。

 

これらの日は、布団に不必要な湿気を取り込んでしまう可能性があります。

 

 

しかし、曇っていても湿度が低ければ、布団の乾燥には効果的です。

 

一般的に、湿度が40%以下であれば、布団を干すのに理想的な状況と言えます。

 

布団を長時間干す必要はないことも覚えておきましょう!

 

 

布団の素材にもよりますが、片面を30分から2時間干すだけで充分な効果が得られます。

 

長時間にわたって干し続けると、布団の劣化を早める可能性があります。

 

 

そのため、季節や当日の天候を踏まえ、布団を干す適切な時間と頻度を選ぶことが重要です。

 

布団を干す最良の時間帯と季節ごとの目安

布団を干す際に適切な時間帯や、季節に合わせた干し時間の目安をご紹介します。

 

最適な時間帯は、午前中から早めの午後です!

 

布団を乾燥させる目的は湿気を除去することなので、湿度が高めの早朝や夕方は避けた方が良いです。

 

太陽が高くなり湿度が下がる午前10時からが布団を干すのに適したスタート時間と考えられています。

 

この時間帯から干し始めるのが一般的に推奨されています。

 

また、日が落ちて湿度が上がる夕方に布団が濡れるのを防ぐため、午後2時から3時の間には布団を取り込むのが好ましいです。

 

季節に合わせて干し時間を調整することも大切!

 

季節によって、布団を干す必要のある時間は変わります。

 

特に夏は日差しが強く布団が劣化しやすいため、冬よりも短い時間干すように心掛けましょう。

 

夏場の特に強い日差しの時間帯、正午から午後2時は避け、午前10時から干し始めて、昼前には終えるのが理想的です。

 

布団の種類に合わせた干し方と頻度の目安

布団を干す際は、その素材に合わせた適切な方法と頻度が重要になります。

ここでは、季節ごとに異なる各種布団の基本的な干し方について紹介します。

 

布団の素材別乾燥ガイド

 

素材 頻度 冬の時間 夏の時間

 

  • 綿 週2回 3~4時間 1~2時間
  • 合成繊維 週1回 2~3時間 1~1.5時間
  • 羊毛 月2回 約2時間 約1時間
  • 羽毛 月1回 約1時間 約30分

 

これらは、冬と夏における布団の素材ごとの干し時間と頻度の概算です。

 

各素材の布団干しにおける詳細なポイントを見ていきましょう。

 

綿布団の干し方

綿素材の布団は、高い吸湿性を持ち、湿度が高い日本の気候に適していますが、それ故に湿気を吸いやすくなります。

 

週に2回の干し、夏期には約2時間、冬期には約4時間の干し時間を目安にします。

 

綿布団は干すことでボリュームが戻りますが、長時間干し過ぎると、繊維内の油分が乾燥し、布団が劣化する可能性があるので注意しましょう。

 

合成繊維布団の干し方

合成繊維の布団は、軽量で弾力性に富み、綿100%の布団と比較して吸湿性は低めですが干し時間は短めで済みます。

 

週に1回、冬は約3時間、夏は約1.5時間の干しを推奨します。

 

合成繊維は湿気が溜まりにくいため、陰干しでも効率良く湿気を取り除くことが可能です。

 

羊毛布団の乾燥ポイント

羊毛布団は、その優れた保温性で知られています。

 

吸湿性は綿の布団に比べて少し劣るかもしれませんが

その分湿気を放出する能力が高く内部に湿気が溜まりにくい特性があります。

 

この性質のおかげで、羊毛布団は陰干しでも十分に湿気を取り除くことができ2週間に1度の乾燥をお勧めします。

 

冬は2時間程度、夏は1時間程度の乾燥で十分です。

 

清潔を保つためにも、月に2回は日光にさらして天日干しをし、普段は通気性の良い場所での陰干しを心掛けましょう。

 

羽毛布団の乾燥ガイド

羽毛布団は、軽量でありながら高保温性を誇り、湿気を内部に溜め込みにくいという特徴を持っています。

 

このため、羽毛布団の乾燥は月に1回程度で十分であり冬期は1時間、夏期は30分の乾燥が効果的です。

 

天日干しは布団の殺菌が主な目的であり、日々の乾燥には羊毛布団と同じく、風通しの良い場所での陰干しを推奨します。

 

布団乾燥の正しい方法と注意点

布団を干す時間、タイミング、そして頻度は大事ですが

適切な方法で行わないと、期待する効果が得られないことがあります。

 

多くの人が見落としがちな、布団干しの重要ポイントについて注意しておきましょう。

 

布団はカバーをかけたまま干すのがベスト!

布団カバーの扱い方に関して誤解している人が多いです。

 

直射日光を布団に直接当てた方がいいと考え、カバーを外す方もいますが

実はカバーをかけた状態で干すことで、布団が保護されます。

 

カバーやシーツは定期的に洗って干すべきですが、布団を干すときは別に行いましょう。

 

特に、羽毛布団は直射日光でダメージを受けやすいので注意が必要です。

布団は表裏両面を干すこと!

布団を干す際には、片面だけでなく裏面もしっかりと日光にさらすことが大切です。

 

片面だけだと、反対側に湿気が残り、干し方が不完全になります。

 

干し途中で布団をひっくり返して、均等に乾燥させましょう。

 

特に、身体が直接触れる面には湿気が多く含まれることがあるので、その面を少し長く干すと効果的です。

 

布団を強く叩いてホコリを払うのは避けましょう!

布団を干した後に布団たたきでホコリを払うことは

多くの人が大切なステップと考えています。

 

しかし、布団を強く叩くことは推奨されていません。

 

強く叩くと、ホコリが出ているように見えても、実際には布団の繊維が損傷していることが多いです。

 

これは布団の寿命を短くする原因になります。

 

そのため、布団を干した後にホコリを取りたい場合は、軽く叩くだけにして、優しくホコリを除去するようにしましょう。

 

力を入れ過ぎないことが、布団を長持ちさせる秘訣です。


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